FUEとFUT後頭部の傷跡が残りやすいのはどっち?

 

FUEとFUT 移植毛を採取した後の後頭部の傷はどちらが残りやすいか?

結論から言うと、厳密にはどちらの植毛手術法も後頭部の採取後の傷は残ります。

あとはその傷が目立つような大きさの傷なのか、目立たない小さな傷なのかの違いだけです。

まず、FUT(メスを使用して後頭部から帯状に頭皮ごと切り取りそれを株分けする方法)の場合、ドナーとして後頭部の毛髪を皮膚ごとメスで切り取り、一株ずつに株分けします。

本数にもよりますが大体幅2〜3cm、長さ20cmほどの頭皮を毛髪ごと採取したあとは、きれいに縫合します。この縫合も単純に縫い合わせるだけでなく、内側、外側と傷が開かないような特別は縫合をします。この縫合した部分が後頭部の傷跡になるわけです。この縫合跡は長さ約20cmの線状の傷跡になり、髪の毛で隠れてしまうのでほとんど目立たなくなります。但し、体質等により傷跡が肥厚性瘢痕を起こし傷が赤く盛り上がって傷跡が目立つようになり、さらに進行し酷くなるとケロイドになります。また頭皮が上下に引っ張られて傷にテンションがかかり、縫合跡が広がってしまうことがあります。こうなってくると後頭部の傷跡が目立ってしまい最悪の場合、形成外科的な外科手術で傷跡を切除し再縫合し傷跡を消すか、FUEによる植毛手術で目立つ傷跡にカバーリング植毛し傷跡を目立たないようにするしかありません。

 

一方FUEの場合、後頭部から移植毛を採取する方法は、口径0.9mm〜1.2mmほどの筒状のパンチを使って後頭部から直接毛髪を一本一本抜いて採取します。最近では口径0.85mmとさらに小さな口径のパンチを使用しているクリニックもあるようです。この移植毛を採取した後にパンチによる小さな丸い傷がFUEの後頭部の傷になるわけです。なるべく小さな口径で採取すれば、その分傷跡も小さくなるというわけです。ただ、後頭部の髪の毛は前髪等に比べ太くてしっかりしているため、あまり口径の小さいものだと髪の毛を切断したり細胞の部分を傷つけてしまったりするので、相当の経験値と技術がなければ難しいものになります。だからといって口径が大きなパンチを使って採取すれば、必然的に目立つ大きさの傷跡を残してしまいます。ですからFUEは豊富な症例数と高い技術が必要になるのです。

 

FUEの後頭部の傷跡は丸く白い点状のものですが、小さな口径で採取できればほとんど目立たない程度のものですが、採取する際全体のバランスを考慮しながら採取しないと、丸い傷が偏ってしまったりして、まるで虫食いのようなかなり目立つ傷跡になってしまいます。

髪の毛が伸びてしまえばほとんど分かりにくいのがFUEの特徴なのですが、こうした偏った虫食い状態になってしまうと、後頭部の髪の毛が明らかにスカスカに見えてしまったりして、植毛して前髪は薄毛に見えなくなっても、後頭部が薄毛に見えてしまうことになります。本来、FUEの後頭部の採取跡は、髪の毛をかきあげてもほとんど分からないぐらいの

採取方法で、床屋さんにいってもほとんどバレません。FUTと同じように体質的な個人差があるので、傷跡が目立ってしまうかたもいるかもしれませんが、FUTに比べ患者への負担も少なく、小さな口径のパンチでの採取ですから、術後の腫れや痛みもほとんどないのがFUEと言われています。

 

後頭部の傷跡が目立たないようにするには、FUT、FUEどちらも多くの症例数、実績、高い技術を持った医師が在籍しているクリニックを選ぶことが一番重要なのです。

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